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Posted by おてもやん at

すべらない話『モロッコ編〜軟禁〜④』

2009年03月04日

タクシーに乗り込むと、どう考えても街とは違う方向
に走り出す。

アシュラマンにこっちじゃないと言うが、
『No Problem』と・・。いやいやYes Problemだ。

車はどんどん山道を進む。

20分~30分ほどいっただろうか、アシュラマンは
ここだ!!と降りることを強要。


しかたなく、降りてみるがそこは何も無い、阿蘇の草
千里のような場所であった。

アシュラマンは僕らを連れて行く。ドナドナの子牛の
心境だ。

夕日が大きく輝いている晴
今まで見た夕日で一番きれいではなかろうか・・・。

歩くこと10分。村にたどり着く。

その村の中で、塀で囲まれた、ちょっと周りの家より
も金持ちそうな家に連れて行かれる。

ここがアシュラマンのアジトだひょえー!!!

僕らは家とは別の小屋のようなところに案内される。
そこで、モロッコ流の歓迎を受けるのだ。

甘いミントティーに、なんか体に悪そうなパイプの回
しのみ。

タバコをすわない僕らは、回しのみは拒んだ。

アシュラマンはテンション高く『クスクス トゥナイ
ト~!』を連呼。
テンションが高い。
どうやら、今夜の晩御飯はクスクスのようだ。

と、本当に親切心でこんなことしてくれてるのかと考
え直していると・・・、髭面のベルベル人が2人のっ
そりやってきたわー

そして、仲間を得たアシュラマンはクスクスをご馳走
したいが、ATMが閉まっててお金が下ろせない。
だから、お金を貸してくれと金を要求してきたのだ!!

ががび~ん。
こ、これは・・・、吸い取られるだけ吸い取られて挙句
モロッコの山に捨てられるのではないか・・・。

僕らは、どぎゃんする?と熊本弁で話す。
とりあえず、日本円価値で1000円ぐらいのお金を渡
したが、アシュラマンは!

『これでは、おいしいクスクスやワインが買えない』と、
さらに要求してくる。

で、日本円価値で10000円ぐらいをチラッとみせる
と・・・、それだと言わんばかりに『グ~ド』と・・・。

アシュラマンとその仲間は今から買い物に行くからここで
待っているように僕らに指示。

さらに、この家から一歩も出るなと言い残し、小屋から出
て行った・・・。

つづく。  


Posted by 重信セガ-レ at 23:36
Comments(2)すべらない話