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Posted by おてもやん at

すべらない話『モロッコ編〜軟禁〜⑤』

2009年03月08日

小屋に残された、おかGと僕・・・。

『どうする?』(お)

『とりあえず、クスクス食べたいけどおかGは?』(僕)

『クスクス食べとる場合ではないんじゃ?危険だ
ろう、脱走したほうがいいんじゃ?』(お)

『でも、2000DHもやったけんね~』(僕)

・・・・。

意見の相違である。僕は、この危険な状況にもかかわら
ず、卑しくもクスクスが食べたくて仕方がないのである。

が、思い直す。

クスクス&ワイン < 軟禁

そう、事の重大さは、軟禁が上である。

そうと決まれば『逃げよう!』ブーだ。

僕らは、アシュラマンのアジトの屋上へと登った。
逃げ道を探した。

来た道を引き返せば、アシュラマン一味に見つかる
可能性が高い。

で、多分こっちだろうという方向を決めた。

日は序所に暮れはじめ、あたりを暗闇が支配し始
めた。

方々で、犬の遠吠えが聞こえる犬


周りを見渡し人がいないことを確認。
僕らはリュックを背負い、アジトを抜け出す。

サボテン畑を乗り越え・・・、
民家を避け・・・、
車におろされたところに辿り着く。

が、ここからが本番である。

道はこれ1本しかないので、道を歩けばすぐに発
見されてしまうのだ。

僕らは、道から30メートルほど離れて並行に進
む。

遠くにぼんやりした光が見える。

街だろうか・・・。

つづく・・・。  


Posted by 重信セガ-レ at 18:07
Comments(4)すべらない話